制度の趣旨から相続の欠格を把握する

相続欠格は
相続を許すべきでないと考えられる重大な不正・非行をした者の
相続権を、制裁として当然に失わせるものをさします。
相続欠格となる場合
①被相続人や相続について先順位または同順位にあるものを、
故意に殺しまたは殺そうとしたために、刑に処せられた者。
②被相続人が殺されたことを知りながら、それを告訴・告発しなかった者。
③詐欺や強迫によって、被相続人が相続に関する遺言をしたり取消し・
変更するのを妨げた者。
④詐欺や強迫によって、被相続人に相続に関する遺言をさせたり取消し・
変更させた者。
⑤相続に関する被相続人の遺言書を偽造・変造したり、破棄・隠匿した者。
特別受益とは
被相続人の生前に婚姻、養子縁組のためまたは生計の資本としての贈与、
あるいは遺言による贈与など、被相続人から受けた特別の利益を特別受益といいます。

特別受益は、相続人間の公平を図るため、相続の際に配慮される。
まず、残っていた相続財産に特別受益の金額を足したものを相続財産とする。
これを前提に各相続人の相続分を決める、といった具合です。
さらに、特別の利益を受けた者(特別受益者)については、相続分から特別受益分を差し引いて取り分を決めます(民法903条1項)。

特別受益者の例
①被相続人から遺贈を受けた者
②被相続人から婚姻のため贈与を受けた者
③被相続人から養子縁組のため贈与を受けた者
④被相続人から生計の資本として贈与を受けた者
これをみていくと相続財産の決め方がよくわかってきますね。

«
»
 

トラックバックURL